戦々恐々2出演バンド

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My paper
ボーカルギターの千葉さんが前回の戦々恐々に来てくれたのがきっかけです。その後My paperの久々のライブを見る機会があって、もちろんかっこよかったんですけど、千葉さんの他のバンドの曲もやってたりして、その時点ではまだ「My paper」が好きって厳密には思えていなかったかもしれないですね。今思えばですけど。

もちろん今では大好きなバンドです。バンドとしての雰囲気が好きなんですよね。キーボードを弾いてるMASAさんって、おそらく40代くらいの方だと思うんですけど、おちゃめなおじさんっていう印象で、ベースのけんじは黙々とベースを弾いていて、なんとなくその2人の雰囲気が好きなんです。ドラムのなみちゃんは同い年で僕もドラムなので色々話をします。ライブのたびに手数が多くなってて、今回スタジオライブなので、間近でドラミングが見れるのがとても楽しみです。

My paperのサウンドは、千葉さんのギターはもちろんすごいんですけど、やっぱり曲が好きです。まずメロディがとてもよくて、歌謡曲っぽくないメロディなのが個人的には好きです。サビが短いのもまたいいんです。千葉さんはいわゆるインディ、オルタナシューゲイザーと呼ばれる音楽がすごい好きなんだと思うんですけど、音楽愛が滲みでていると思います。それでいてマニアックにならずシンプルにいい曲なのがすごいと思います。

11月に出たMy paperの音源もよかったです。「LEO」「No Reason」の2曲がとても好きです。

 

テンズ

熊谷のスリーピースバンド。今年の3月に熊谷にライブを見に行った時にテンズが出ていました。その日に初めて見たんですけどすごく熱くてかっこよかったですね。気づいたら最前にいて、わー!ってなってました。

それでライブ後にすぐ声をかけて、企画に誘ったんです。いい思い出です(その日盛り上がりすぎてひどく泥酔したのもいい思い出です…)。なのでまだ一緒にライブしたことはありません。その後も、川越でのライブを見に行ったりした程度なので、企画をきっかけにもっと交流できたらいいなと勝手に思っています。

YouTubeにアップされている日々の焦燥を聴くと、まずイントロのギターが哀愁があっていいなあって思います。これだけで好きになってしまう。さらにサビで一気に熱くなります。

1月6日に下北沢Basement barでのライブも決まっているみたいですので、気になった方はぜひそちらもどうぞ。

 

Town

Townの前身バンドの音源を偶然バンドキャンプで聴いて、いいなあと思っていたら、ちょうどTownの初ライブがあるということで、小岩まで見に行ったんです。そのライブがすごくよくて、ライブの後に声をかけて、っていうところから付き合いが始まりました

(その日に話したことをいまでも覚えていて、WEARE!というバンドが好きという話をしたり、ベースの大ちゃんに「なんて名前のバンドやってるの?」と聞かれ、ケロッツと答えたのですが、僕がぼそぼそ話すので「え?ゲンコツ?」と返されたり…。今では大ちゃんはことあるごとにケロッツが好きだと表明してくれています。ありがとう!)

Townのサウンドは轟音で激しい。ボーカルのこそねくんの叫び、まさしの力強いドラム、唸りまくってるなるさんのギター。でもなぜか温かくてやさしい感じがするんですよね。多分こそねくんが作る歌のせいだと思います。こそねくんは弾き語りもよくしているので、素の歌として聴くことも多いんですけど、音程が低めで素朴な歌なんです。それが沁みるんです(僕も「音程が低いのにいい曲」を作ろうと影響されました)。だからこそTownのサウンドは、温かく包みこんでくれる感じがするんでしょうね。彼らの「窓辺」という曲があって、今年の3月の下北沢モナレコードでのライブで窓辺を聴いたとき、そんな気持ちが高まって、思わず泣いてしまったほどなのです…。

歌詞も好きです。青臭い感じはもちろん好きなんですけど、単語の選び方がよいんです。突飛じゃないけどありきたりでもない。口ずさんだ時に気持ちいいですし、絶妙なバランスですね。

こそねくんの人柄にもとても感化されています。こそねくんは音源を投げ銭で売ったり、とある企画の出演者紹介用ZINEでメンバーでの座談会を文書におこして載せていたり(これがとても面白い!)と、とてもアイデア豊富なんですね。その一方でギターは掻き鳴らすし、ライブの打ち上げは朝までいるっていう熱いところもあって、ほんとにすごいと思います。

最近やってる新曲「海」「かみなりイレブン」もすごくよいです。ギターがあんまりジャカジャカしていなくて、これまでの曲に比べて音を減らしてると思うんですけど、轟音だけじゃないぞって意気込みを感じて興奮しました…(weezerがEl Scorchoを出したときにもしリアルタイムで聴いてたらこんな気持ちになったかな…)。半年ほどライブをお休みしてしまうみたいですが、復活を楽しみにしています。